征服者、ラムサ

私は人から教わるのではなく、あらゆるものの内に宿る『神』について自分で深く理解することによって、アセンシヨンすることを学んだのだ。

私はまた、覚醒するその瞬間まで、憎み、軽蔑する一人の男であり、殺戮し、征服し、支配していた。

私はこの天界（地球）が初めて知った征服者であった。私は63年間におよぶ進軍を開始し、当時知られていた世界の四分の三を征服した。だが、何よりも偉大な征服は、自分自身の存在を理解して受け入れることによって自己を征服したことだった。

自分自身を愛し、生きることのすべてを抱きいれることを学んだとき、私は風と共に永遠の中へとアセンシヨンしたのだ。

（ラムサは、自分の周りの自然現象や人々の生活動作、感情などを静かに観察することで、自分は何者で、なぜそうするのかを見つめ、自分を知ったという）