〈われ在る処〉
古聖の教えにも、
・われ在る処に常に光あらしめん
・われ行く処にまた光明を点ぜん
というのがあるが、誠と愛の心を以って、万物に接する時、期せずしてそれは光明となるのが必至である。
これこそ、まことに最も近くして最も遠く、最も新しくして、最も古き、すなわち久遠より永劫への、昭として一貫する不易の人生哲学と人生科学の真髄である。
〈自分の分を知る〉
自分の分を知らなけりや、卑しい希望や汚れた宿望を炎と燃やしていても、ろくな仕事はできないし、不渡りを食う結果がくるのだ。
五貫目の力しかないのに、十貫のものを持ち上げると、どんな結果になるか、ということを考えることだ。自己認証ということは、自分の分を知るということ。これが本当の自己認証である。
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