〈独りぎめ〉
ものごとの一番適切な処置は、何らの、後ろめたさ(少しの気のとがめ)をも心が感じないものを言行とするのが、最も優れた要訣なので、少しでも自分の言行弁護したり理由付けることによつて釈然たらんとするのは、思うに、それはとりもなおさず、理性の判断を直ちに本心的なもの理世あ心的なもの打と、独自的に断定強調しようとする極めて価値のない、いわゆる「独りぎめ」だというてよい。
〈人生設計について〉
多く言うまでもなく、たとえば立派な建築物を作ろうには、まず、完全な設計が必要であります。
と同様に、我が人生を作ろうには、その人生設計の中から余計なものを、きれいに取り除かないとだめなんです。犬小屋みたいな設計を描いて、高層な邸宅なんかできるはずがない。
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