前々回はNo.10をNo.100と間違えました。ごめんなさい。
〈悟りについて〉
悟りというものは、自分の心が真理を感じたときの状態をいうのである。したがつて、真理を、自分の心で感じるのも、人の悟りを耳から聞いて自分の心に受け入れるのも、受け入れ方に相違があるだけである。受けとつてしまえばその結果は同じである。
真理を受け入れるときの心の態度が、悟りを開く上に密接な関係があるからこそ、安定打座で心をきれいにさせているのである。
〈完全なる人生〉
完全な人生とは、これを要約すれば、生命の現実存在を明確に意識するその瞬間瞬間を、なんの不満感も、いささかの不平感をも感ぜずして、いつもよろこびに活きられている状態の人生をいうのである。
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