〈自分の好きなものを食べる〉
自分の好きなものを食べると神経作用が消化機能を促進し、十分吸収させる。
好きなものを口にすると唾液や胃液が多量に分泌される。だから第一に考えるべきことはその人がその食べ物を好きかどうかということである。
特に、病弱の人に対して、含まれている栄養価だけを基準にし、本人の好き嫌いなどを考えずに無理に食べさせようとすることは間違いである。ただ栄養価のみにとらわれると身体に無理をさせ、活力の減退を引き起こす。
〈呼吸法〉
呼吸法は肉体生命の生きる力に対してばかりでなく、さらに進んで高級な精神生命機能の方面にまでその効果をおよぼすことを目的として創造している。
すなわち、呼吸作用は酸素を吸って二酸化炭素を出すというような単一的な生理現象に対してだけでなく、よりもつと重大な人間の根源的な方面にまで、密椄な関係がある。
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