ラジオで聞いた話です。
ある女性作家さんがボランティアで10人の少年に詩の勉強会を何度か行った時のこと、ある少年の詩です。
「雲」空が青いから白にしました。
これだけの詩です。
少年が幼い頃、体の弱いお母さんはお父さんから暴力を受けていました。小さいボクは助けてあげたいけど何もできない悲しさで一杯でした。お母さんが病院で亡くなる時、言いました。「お母さんはいつもお空から見てるからね」。そう言って亡くなりました。だから、悲しいことがあるといつも空を見上げるんだと、少年は教えてくれました。
青い空だから、お母さんがすぐわかるように白い雲になってくれたんだ。そう少年は言いたいのです。
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