仏教詩人・榎本栄一さん

〈虫の念仏〉
一ぴきの虫が
地べたで
自分のいのちに
手を合わせ
ナムナムいうていた


〈泥んこのいのち〉
私、このシヤバ世界の
泥んこの中から
ホトケのいのちたまわる
親鸞さまも私も
はすの花も 泥んこのいのち


(念仏のうた光明土)より



楽:虫が前足をこすっているのを見て

  榎本さんは虫の仏性を見られた。

  信仰心の薄い私にはこの連想は遥か遠い。
  目の前の出来事は、見るものの意識に

  よって様々に変化するのですね。

  同じ出来事も、今日と明日では違って

  見えるかも知れない。
  だから、相田みつをさんの

 「幸せはいつも自分のこころが決める」

  ということになるのです。

  小さなことを大きく楽しむ人。

  または、足りない足りない。

  もっともっとと求めて幸せを

  なかなか感じられない人と、人様々ですね。

いやされ本舗 楽人

自然豊かな沖縄本島北部。 本部町。 空・太陽・山・海。 癒やされるための空間がそこにはあります。