近年、可愛いと感じる人に出会っていない。
ところがごく近くにその人物がいた。
名前は、つるさんという。
昭和二年生まれの88才。
毎日自宅前の畑で作業をしている。
つるさんと初めて会ったのは、
わが家を訪ねてくれた一年前のこと。
私が毎日つるさん宅前を散歩で
歩いているのを見て、
「あの人車持ってないのか」と心配して
見に来てくれたということらしい。
わが家までの道は砂利道もあるのだが、
つるさんは裸足でやつて来た。
農業のことを質問すると何でも答えてくれる。
話の最中、ときどきニコリと笑うのだが
これが可愛いのである。
これが楽しみでつるさんを見かけると
立ち話するのだが、作業中でも相手してくれる。
昨日は、長年郵便局に勤め、
退職するとき郵政省から九州旅行を
させてもらったと嬉しそうに話してくれた。
真面目に勤めたご褒美なのだろう。
つるさんを見習い、
最近は魅力ある笑顔の練習を始めた。
さて…どうなることやら(笑)。
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